フリードリヒ・ハインリヒ・カール・ド・ラ・モットゥ・フケー Friedrich Heinrich Karl de la Motte Fouqué

  • 生年:1777年
  • 没年:1843年
ドイツの作家。ブランデンブルク生まれ。フケー家はフランスのノルマンディー地方に起源をもつユグノー貴族の名門。17歳でプロイセン軍に入隊、対仏戦争に従軍する。1802年、ゲーテ、シラー、ヘルダーの知己を得たほか、A・W・シュレーゲルから文学全般・翻訳の指南を受ける。1810年、北欧の英雄伝説に題材をとった劇作『北方の英雄』三部作を刊行、好評を博す。この年から1815年にかけて、次々に作品を発表、幅広い読者から支持される。特に1811年発表の『水の精(ウンディーネ)』は、代表作となる。40代以降、騎士小説を多数発表するも成功を収めるには至らず。1843年1月23日、65年の生涯を終える。
フリードリヒ・ハインリヒ・カール・ド・ラ・モットゥ・フケー