マシャード・ジ・アシス Machado de Assis

  • 生年:1839年
  • 没年:1908年
ブラジルを代表する作家。第二帝政期の奴隷制度が敷かれたリオデジャネイロの貧しい家庭で育つ。父方の祖父母は解放奴隷で、母親はポルトガル移民。 独学で、書店や印刷所で働きながら詩人として文壇にデビュー。新聞の時評,詩,戯曲,短・長編小説、翻訳など手がけたジャンルは多岐にわたる。ブラジル文学アカデミーの初代会長を務めた。一般に本書と『ドン・カズムッホ』『キンカス・ボルバ』を合わせた長編小説が三大傑作とされ、「精神科医」をはじめとする短編も評価が高い。マシャードを抜きにブラジルの文学を語れないほどの存在感を誇る。
マシャード・ジ・アシス