ロック

  • 生年:1632年
  • 没年:1704年

イギリスの哲学者・思想家。イギリス経験論の父とも呼ばれる。ウェストミンスター・スクールに進み、オックスフォード大学では修辞学、論理学、ギリシア語ほか、物理学や医学を学ぶ。その後、ギリシア語、修辞学の講師となる。有力な政治家であるシャフツベリ伯爵の知遇を得て政治の世界に身を置くが、伯爵の失脚にともない、1683年にオランダへ亡命。1689年に名誉革命で即位したメアリーとウィリアム三世一行とともにロンドンに帰り、「権利の章典」の起草に加わった。同年に出版した著作『市民政府論』と『人間知性論』で、思想家として名声を確立した。代表作に本書『市民政府論』、近代認識論の基礎となった『人間知性論』がある。

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