中国浙江省紹興の地主・官僚を兼ねる知識層の士大夫の家に生まれる。1896年に父が病死して、家も傾く。1902年日本へ留学し医学を志すも、文化の改革の必要性を痛感して文学に転向。留学中には欧米文学の中国への紹介・翻訳に力を注ぐ。'09年の帰国後は、雑誌『新青年』を中心に起きた、口語文による「新しい国語」で、民衆を国民国家の成立へ向けて導こうとする文学革命運動に参加。'18年に代表作『狂人日記』、'22年『阿Q正伝』を発表。旧制度、旧道徳の病根を描いた作品は中国現代文学の礎となった。
『酒楼にて/非攻』 ( 魯迅 )
『故郷/阿Q正伝』 ( 魯迅 )
連載「“不実な美女”たち──女性翻訳家の人生をたずねて」の記録ページです
これから出る本(2024年12月・2025年1月)
11月新刊『城』(カフカ/丘沢静也 訳)を発売しました。
11月新刊『悪い時』(ガブリエル・ ガルシア・マルケス/寺尾隆吉 訳)を発売しました。
【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#106 歴史を変えた世紀のベストセラー、『沈黙の春』は世界をどう変えたのか? 訳者・渡辺政隆さんを迎えて 11月26日(火)開催