中国浙江省紹興の地主・官僚を兼ねる知識層の士大夫の家に生まれる。1896年に父が病死して、家も傾く。1902年日本へ留学し医学を志すも、文化の改革の必要性を痛感して文学に転向。留学中には欧米文学の中国への紹介・翻訳に力を注ぐ。'09年の帰国後は、雑誌『新青年』を中心に起きた、口語文による「新しい国語」で、民衆を国民国家の成立へ向けて導こうとする文学革命運動に参加。'18年に代表作『狂人日記』、'22年『阿Q正伝』を発表。旧制度、旧道徳の病根を描いた作品は中国現代文学の礎となった。
『酒楼にて/非攻』 ( 魯迅 )
『故郷/阿Q正伝』 ( 魯迅 )
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