鎌倉時代末期の日記文学作者。本名と没年は不詳。父は久我雅忠(こがまさただ)、母は四条隆親の娘である大納言典侍(すけ)。4歳で後深草院の御所に初めて出仕し、14歳で後宮生活に入る。後深草院の女房として寵愛される。西園寺実兼(雪の曙)や院の弟である性助法親王(有明の月)らとも関係を結んだ。のちに宮中を追放され、出家。憧れていた西行にならい、尼僧として関東、四国、中国地方への旅に出、歌を詠む。後深草院崩御の折には、裸足で葬送の車を追う。後年、『とはずがたり』を著す。
『とはずがたり』 ( 後深草院二条 )
連載「“不実な美女”たち──女性翻訳家の人生をたずねて」の記録ページです
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