小説家。出身地のレンベルクは当時オーストリア帝国領で、現在はウクライナのリヴィウ。大学講師や文芸誌の編集をしながら小説を書き、中・東欧文学の旗手として注目された。1870年には奴隷契約を結んだ女性との交際経験をもとにした『毛皮を着たヴィーナス』を発表し、その後は作家業に専念。存命中の'86年に、精神医学者クラフト=エビングが著書『性的精神病理』のなかで「マゾヒズム」の項目を立てている。ほかの著書に『残酷な女たち』『魂を漁る女』など。
『毛皮を着たヴィーナス』 ( ザッハー=マゾッホ )
連載「“不実な美女”たち──女性翻訳家の人生をたずねて」の記録ページです
これから出る本(2024年12月・2025年1月)
11月新刊『城』(カフカ/丘沢静也 訳)を発売しました。
11月新刊『悪い時』(ガブリエル・ ガルシア・マルケス/寺尾隆吉 訳)を発売しました。
【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#106 歴史を変えた世紀のベストセラー、『沈黙の春』は世界をどう変えたのか? 訳者・渡辺政隆さんを迎えて 11月26日(火)開催