第一七節 指示とめじるし 216
この節の課題(221)/〈めじるし〉の考察の意図/指示するための〈めじるし〉(222〜223)/関係づけの概念について(224)/類と種の関係/形式化の方法/〈めじるし〉の形式化/道具連関の指示構造(225)/方向指示器の表示機能(226)/〈めじるし〉という道具の存在論的な意味(227)/〈めじるし〉の時間性格(228〜229)/〈めじるし〉の三つの特徴(229)/〈めじるし〉を定めること(230)/〈めじるし〉の発見(231〜232)/〈めじるし〉の作成——ハンカチの結び目(233)/フェティシズムと〈めじるし〉の違い(234)/〈めじるし〉と指示の三つの関係(235)
第一八節 適材適所性と有意義性、世界の世界性 248
用語の整理(236)/適材適所性と目的連関(237)/ヴォルムヴィレン(238)/「開けわたされること」(239)/「露呈」させるということ(240〜241)/アプリオリ的な完了(240)/二つの問いの確認/世界の世界性(242〜245)/ヴォラウフヒン(242〜243)/ヴォラウフヒンの使用例/ヴォラウフヒンの構造/イデアとヴォラウフヒン/意義を示す働き(246)/現存在の世界への依存/有意義性と言語(247〜248)/B項の役割/三つの存在様式(250)/二つの疑問(249)/ハイデガーの回答(250)
- B 世界性の分析とデカルトによる世界の解釈の対比 285
- この項の構成(252〜253)
第一九節 広がりのあるものとしての「世界」の規定 287
デカルトの実体論(254〜257)/「広がり」の概念の特徴
第二〇節 「世界」の存在論的な規定の基礎 291
存在の概念の二義性(258〜259)/デカルトの「実体」概念の問題性(259〜261)
第二一節 「世界」についてのデカルトの存在論の解釈学的な考察 296
デカルトの問題構成の不適切さ(262)/デカルトと自然科学(263)/デカルト哲学のもたらした三つの帰結(264〜270)/新たな課題(271〜275)/四つの具体的な課題(276〜283)/価値哲学の欠陥(273)/C項へ
- C 環境世界の〈まわり性〉と現存在の「空間性」 313
- 環境世界の〈まわり性〉と現存在の「空間性」についての考察の構造(284)
第二二節 世界内部的な手元存在者の空間性 315
手元存在者の存在(285)/手元存在者の空間性(286〜287)/手元存在者としての自然物/道具としての太陽(288)/住宅の間取りと方位(288)/現存在の空間性(289)
第二三節 世界内存在の空間性 325
現存在の空間性の二つの特徴(290)/距離を取ること(291〜294)/遠さと近さ(295)/手元存在者と眼前存在者の空間性(295〜297)/〈方向づけ〉(298)/太陽の位置と方角/左右と東西(299)/暗闇の部屋の実例(300〜302)/主観の絶対性と二つの主体モデル/灯台モデル/反照モデル/反照モデルの存在論的な意味/アプリオリの概念
第二四節 現存在の空間性と空間 351
現存在の空間性(303〜304)/道具の空間性——「場を空けること」(305)/空間の誕生(306〜311)/カントの空間論への批判(306)