作品 |
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破茶目茶な生活ぶり、貧乏暮らしでの悪戦苦闘、すれ違い、また結ばれる恋......、 あぶり出される生の真髄! プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』、 ブロードウェイ・ミュージカル『レント』、映画『ムーランルージュ』 など、後世の多くの芸術に影響を与えた小説、待望の全訳! |
物語 |
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安下宿に暮らす音楽家ショナールは、家賃滞納で追い出される寸前。金策の途上で出会った詩人ロドルフ、哲学者コリーヌ、突然現れた画家マルセルと意気投合し......。気の多い女ミミ、金持ちの愛人ミュゼットらも加わり展開される、自由放埒で甘美な物語。本邦初、23の連作小説の全訳! |
目次 | |
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ラ・ボエーム ボヘミアン生活の情景 | |
一 ボエーム芸術集団結成の顚末 | |
二 神様の使い | |
三 四旬節の恋人たち | |
四 アリ=ロドルフ または已むを得ずのトルコ人 | |
五 シャルルマーニュの硬貨 | |
六 マドモワゼル・ミュゼット | |
七 黄金の河 | |
八 五フラン銀貨の値打ち | |
九 北極の菫(すみれ) | |
十 嵐の岬 | |
十一 ボエームのカフェ | |
十二 ボエーム入会試験 | |
十三 引越し祝い | |
十四 マドモワゼル・ミミ | |
十五 愛される限り……(ドネク・グラトゥス) | |
十六 紅海徒渉(としょう) | |
十七 三美神の身支度 | |
十八 フランシーヌのマフ | |
十九 ミュゼットの気紛れ | |
二十 羽を得たミミ | |
二十一 ロミオとジュリエット | |
二十二 恋の終章 | |
二十三 青春は斯くも儚し | |
付録一 序文 | |
付録二 大使ギュスターヴ・コリーヌ閣下 | |
解説 | 辻村永樹 |
年譜 | |
訳者あとがき |
アンリ・ミュルジュール Henri Murger |
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[
1822 -
1861 ]
フランスの詩人・小説家。パリの仕立て屋兼アパルトマン管理人の家に生まれ、貧困のなかで育つ。初等教育の後、公証人の雑用係となり、絵画、詩作に興味を持つ。カルティエ・ラタンの芸術家と交わるようになり、本書『ラ・ボエーム」 さながらの生活を送る。1844年、雑誌に発表した詩や文章が注目され始め、'45年、本書所収の連作が小新聞に発表される(~'49年)。'49年に初の舞台化、大成功をおさめる。'51年、これら連作を単行本化した 『ボヘミアン生活の情景』でも成功。'55年、都会を離れ、恋人アナイスと田園生活を始める。'58年、レジオン・ドヌール勲章受章。'61年、動脈炎により死去。 |
[訳者] 辻村永樹 Tsujimura Eiju |
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1978年生まれ。早稲田大学大学院フランス文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学助手を経て、現在早稲田大学、群馬大学非常勤講師。専門は19世紀フランス文学、とりわけロマン主義文学。訳書にグザヴィエ・フォルヌレ著『失われた時』 (風濤社、2015年)がある。 |