物語 |
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ニュージーランドのチェアマン寄宿学校の生徒たちを乗せたスルーギ号は、大人たちが乗り込む前に南太平洋に漂い出てしまう。年長の生徒たちや見習水夫モコの努力で一旦は転覆や座礁の危機を脱するが、船が漂着したのは苛酷な無人島だった……。少年たちの冒険と成長を描く物語。 |
内容 |
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狩りや採取から獲物の調理、住居の整備に家畜の飼育、燃料用の薪や灯火用の油脂の確保など、無人島での自給自足生活……そこから伝わってくるのは、大人の保護を失った不安や悲壮感よりはむしろ、子どもだけの世界を作り上げていく昂揚感──秘密基地づくりにも通じるような昂揚感だ。(解説より) |
目次 |
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序文 |
十五少年漂流記 二年間の休暇 |
解説 鈴木雅生 |
年譜 |
訳者あとがき |
主要登場人物しおり |
ジュール・ヴェルヌ Jules Verne |
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[ 1828 - 1905 ] フランスの小説家。「空想科学小説の父」といわれる。ナント市のフェドー島で弁護士の長男として生まれる。子供のころから『ロビンソン・クルーソー』などの冒険小説を愛し、12歳のとき未知の国への憧れから密航を試み捕まる。そのとき「これからは空想のなかだけで旅をする」と言ったという。地球上のあらゆる土地、海底、地底、月世界までも旅する「驚異の旅」といわれる一連の空想科学小説を生み出す。主な著書に『海底二万里』『十五少年漂流記 二年間の休暇』『地底旅行』『月世界旅行』など。 |
[訳者] 鈴木雅生 Suzuki Masao |
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1971年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学、パリ第四大学博士。学習院大学文学部教授。共著書に『フランス文化事典』『フランス文化読本』。訳書に『戦う操縦士』 (サン=テグジュペリ)、『ポールとヴィルジニー』 (ベルナルダン・ド・サン=ピエール)、「地上の見知らぬ少年」 (ル・クレジオ、 第16回日仏翻訳文学賞)、『きびしい冬』 (クノー)など。 |