今月の新刊『種の起源』の作者・ダーウィンの生涯を描いた伝記映画『Creation』が英国で25日から上映されます。
■『Creation』公式サイト Flash版
■『Creation』公式サイト HTML版
この映画の原作は、『ダーウィンと家族の肖像』(ランドル・ケインズ:著 渡辺政隆/松下展子:訳 白日社刊)。翻訳は『種の起源』も翻訳された渡辺政隆さんです。
自宅にいながら、家族との日常生活の中で研究活動をしていたダーウィン。妻、子どもたちとの深い関わり、幼くして亡くなった娘・アニーへの思い。ダーウィンの温かい人柄とその生き方を伝える興味深い評伝です。
映画でのダーウィン役はPaul Bettany(ポール・ベタニー)。妻・エマ役にJennifer Connelly(ジェニファー・コネリー)という実生活でも夫婦である2人の共演。
監督は、『エントラップメント』のJon Amiel(ジョン・アミエル)。
そしてプロデューサーは、『ラストエンペラー』、『戦場のメリークリスマス』のJeremy Thomas(ジェレミー・トーマス)。
本作は、今年のトロント映画祭にも出品されています。
日本での公開決定を期待したいところです!
また、進化論に対する批判が根強いアメリカでの上映が見送られることになったというニュースを、12日付でフィナンシャル・タイムズが伝えています。
種の起源(上)
ダーウィン 作/渡辺政隆 訳
定価907円(税込み)