2009.10.01
『シラノ・ド・ベルジュラック』の翻訳者、渡辺守章さんの新刊ご案内
から発売されました。
1990年代に『ダンスマガジン』などに書かれた評論を再録したもので、2007年に亡くなったモーリス・ベジャールの追悼をプロローグに、バレエ、オペラ、能、歌舞伎、文楽、京劇など、舞台芸術を縦横に論じ、「友へ」と題した章には、親交の深かったジョルジュ・ドン追悼のほか 、カバー写真(「薔薇の精」)のマラーホフ讃、本木雅弘君への手紙なども収録されています。ぜひ、ご一読を!
《渡辺守章さんプロフィール》
1933年生まれ。京都造形芸術大学教授。東京大学名誉教授。演出家。フランス文学・表象文化論を専攻。著書に『ポール・クローデル-劇的想像力の世界』『哲学の舞台』(フーコーとの共著)『舞台芸術論』など。訳書に『性の歴史 I-知への意志』(フーコー)、『フェードル アンドロマック』『ブリタニキュス ベレニス』(ともにラシーヌ)、『繻子の靴』(クローデル)、『女中たち バルコン』(ジュネ)、『シラノ・ド・ベルジュラック』(ロスタン)など。