2010.10.29

イベント―「誘惑するダダ―トリスタン・ツァラ「ダダ宣言」と「声」のポリフォニー 多声的な「世界文学」へ向けて」

早稲田大学で11月11日(木)に「誘惑するダダ―トリスタン・ツァラ「ダダ宣言」と「声」のポリフォニー 多声的な「世界文学」へ向けて」と題したイベントが開催されます。

早稲田大学法学部/副専攻表象文化研究/2010年度秋季講演会
「誘惑するダダ―トリスタン・ツァラ「ダダ宣言」と「声」のポリフォニー  多声的な「世界文学」へ向けて」
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「ダダはおれたちの強烈さだ!」(ツァラ)――20世紀初頭の主知主義的な時代精神に、過激な「声」の感性で逆襲を企てたチューリッヒ・ダダ。ツァラの「同時進行詩」やバルの 
「音響詩」など、身体表現を伴ったその多声的パフォーマンスは、イタリア未来派(騒音芸 
術)やロシア未来派(ザウム)、さらに高橋新吉らの日本のダダなどと共振して、複数の「世界文学」に道を開いた。2010年、ツァラの新訳刊行*をきっかけに、奇しくも第一
次世界大戦終戦記念日にプレイバックされる当時の「音」と「声」そして画像を体験して、現代におけるあらたなダダの誘惑を語る試み。
(*塚原史訳『ムッシュー・アンチピリンの宣言―ダダ宣言集』光文社古典新訳文庫)

日時:2010年11月11日(木)18時〜20時(17時30分開場)
会場:早稲田大学 大隈小講堂(東京メトロ早稲田駅下車5分)

《プログラム》
●対論 

沼野充義(東京大学人文社会系研究科教授)×塚原史(早稲田大学法学学術院教授)
●朗読 

ツァラ「ダダ宣言集」:小滝かれん(早大第二文学部学生、女優)ほか 

●音声資料

ツァラ(同時進行詩)、バル(音響詩)、アンリ・ショパン(音声詩)ほか
●入場無料 (事前申込不要/どなたでも入場できます)

主催:早稲田大学法学部副専攻表象文化研究(塚原史研究室)
協賛:光文社古典新訳文庫
問合せ先:早稲田大学法学部塚原史研究室(早稲田キャンパス8号館924)
TEL:03-5286-1366(直通) E-mail: tsukaharadada324@waseda.jp

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ムッシュー・アンチピリンの宣言―ダダ宣言集

ツァラ/塚原 史 訳
定価(本体724円+税)