本の窓2011年1月号(小学館)の「特集・世界文学再入門 トルストイを読みたまえ」で辻原 登さんが、世界文学の名作22作品を挙げて、「なぜその作品を読むべきか」を語っていらっしゃいます。 "十九世紀ヨーロッパ小説を中心に「僕が偏愛する二十二作品」"-- その中に『赤と黒』(スタンダール/野崎 歓 訳)を挙げていただいています。
「...(『罪と罰』と『赤と黒』)青春の書としては双璧です。 十代後半から二十代に、この二つの小説のどっちに魅せられたかによってその人の小説の読み方というのが決まっていくような気がします。...」