あけましておめでとうございます。
今年も読者の皆さまのご期待にこたえ、大胆な新訳をお届けしてまいります。 2012年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年最初の刊行は、『純粋理性批判7』と『秘書綺譚 ブラックウッド幻想怪奇傑作集』の2冊です。
『純粋理性批判』(カント 中山 元/訳)は、いよいよ最終巻となりました。 「超越論的な方法論」として、純粋な理性の完全な体系のために必要な形式的な条件、純粋理性の訓練、基準(カノン)、建築術、歴史について考察します。わかりやすいと大きな反響をいただいた中山元さんによる新訳、全7巻。ついに完結です!
もう1冊は『秘書綺譚 ブラックウッド幻想怪奇傑作集』(ブラックウッド 南條竹則/訳)。 芥川龍之介、江戸川乱歩が絶賛した、イギリスを代表する怪奇小説作家・ブラックウッドの傑作短編集です。古典的幽霊譚「空家」や吸血鬼と千里眼がモチーフの「転移」、美しい妖精話「小鬼のコレクション」、詩的幻想の結晶「野火」などを収録しました。訳者は、これまで古典新訳文庫で多数の新訳をしていただいている南條竹則さんです。ご期待ください!
発売は1月12日です。ぜひお手に取っていただければと思います。 よろしくお願いします。