2012.09.03
長谷川 宏さん、藤井省三さん、亀山郁夫さん–新刊のお知らせ
ことばを通して現実があらわれ、人間があらわれ、共同社会があらわれ、宗教があらわれ、芸術があらわれるという展望がなかったら、ことばを論ずる魅力はおそらく半減することだろう。―著者は「あとがき」でそう断じる。人として存在すること、社会のなかに在ることと、否応なくむすびついた「ことば」とはなにか。繊細でしなやかな哲学的洞察。
世界の文学の最前線に立つ村上春樹。その魅惑的な謎に満ちた小説世界の核心とは?
世田谷文学館で行われた5回の連続講座をまとめた評論集。石原千秋、亀山郁夫、三浦雅士、藤井省三、加藤典洋、5人の講師陣と編者が村上ワールドの秘密に迫る。