文学座9月アトリエの会『熱帯のアンナ』公演が9月4日(水)から信濃町・文学座アトリエで始まります。
この作品は1929年のフロリダの葉巻工場が舞台。キューバからの移民が急増したこの時期、フロリダでは葉巻産業が盛んに。葉巻工場内で働く職人たちは識字率が低く、賃金を出し合ってレクターと呼ばれる「朗読者」を雇い、 文学作品や新聞などを読んでもらい、聞きながら仕事をしていました。
そしてこの劇中の重要な朗読作品がトルストイの『アンナ・カレーニナ』。今回の舞台では望月哲男さん訳の古典新訳文庫刊『アンナ・カレーニナ』を使っていただいています。
お時間の許す方はぜひ、足をお運びください。
公演は9月18日(水)まで。
ピュリッツァー賞を受賞したニロ・クルス作です。公演の詳細は文学座ウェブサイトをご覧ください。