光文社古典新訳文庫では9月11日、へミングウェイの傑作『老人と海』を刊行いたします。
1952年の本邦初訳から約60年、日本でも何度か翻訳されて愛読されてきた作品ですが、今回の新訳にあたっては翻訳者の小川高義さんが原文を子細に再検討された結果、従来の活劇調の老人とは違う、まったく新しいイメージの「老人」の姿が浮かび上がってきました。
新訳『老人と海』に収録する「訳者あとがき」のなかで、今回の翻訳はどこが違うのかということについて、その要点を小川さん自身がわかりやすく語ってくださっています。
編集部では、新刊発売に先立ちまして、この「訳者あとがき」を一般の方が閲覧できるようPDFファイルで公開することにしました。この機会にぜひダウンロードして、お読みいただければと思います。
また、9月発売の製品版には、もちろんいつものように充実の「解説」「年譜」もついていますので、どうぞご期待ください!