紀伊國屋書店電子書店KINOPPYとコラボレーション企画「Readers Club読書会(Readin Session)」、第三弾のゲストはリルケ『マルテの手記』の訳者・松永美穂さんです。
大都会パリをあてどなくさまよう青年マルテ。「見る」ことを学ぼうと、街路の風景やそこに暮らす人々を観察するうち、その思考は故郷での奇妙な出来事や、歴史的人物の人生の中を飛び回り......短い断章を積み重ねて描き出される詩人の苦悩と再生の物語。 ドイツ文学の傑作として親しまれつつも、あまりに繊細で詩的な描写が読む者を幻惑し、ときに難解さも感じさせる『マルテの手記』。今回の新訳によって、マルテの姿はより身近なもの、読者自身のものとなって、読めるようになりました。
本書を翻訳された松永美穂さんをお招きし、『マルテの手記』の魅力を縦横無尽に語っていただきます。