紀伊國屋書店電子書店KINOPPYとコラボレーション企画「Readers Club読書会(Readin Session)」、第4弾はジッド『狭き門』の訳者・中条省平さんと辻原登さんをお迎えして開催します。
美しい従姉アリサに心惹かれるジェローム。二人が相思相愛であることは周りも認めていたが、当のアリサの態度は煮え切らない。そんなとき、アリサの妹ジュリエットから衝撃的な事実を聞かされる......本当の「愛」とは何か、時代を超えて強烈に問いかけるフランス文学の名作であり、世界でもっとも痛切で美しい恋愛小説として名高い『狭き門』。著者アンドレ・ジッド自身の体験をふまえて書かれた本作は、洋の東西を問わず長く愛されてきました。今回新訳を手がけられた中条省平さんに『狭き門』の読みどころ、翻訳時の苦労や工夫などについて語って頂きます。
さらに、今回は特別ゲストとして、世界文学にもたいへん造詣の深い、作家の辻原登さんにもご登場いただき、ときに難解と言われながらも今なお世界中で愛されるジッド作品の魅力について、お二方で熱く語りあっていただきます。