2015.06.04

『21世紀のマダム・エドワルダ』(大岡淳編著)刊行記念 連続トークセッション@静岡「気分はもうファシズム 宮城聰 ✕ 大岡淳」6月16日(火)開催

img_me21_shizuka01.jpg

フランスの思想家ジョルジュ・バタイユの小説を原作とした、江戸糸あやつり人形座の人形芝居『マダム・エドワルダ ―君と俺との唯物論―』。その演出を担当した大岡淳さんが聞き手となり、当代一流の論客たちを迎え、バタイユの思想を糸口としながら、現代日本の危機的状況を徹底的に議論した書、『21世紀のマダム・エドワルダ』の刊行を記念して、SPAC―静岡県舞台芸術センター芸術総監督である演出家・宮城聰さんと、同じくSPACの文芸部スタッフであり、本書の編著者である演出家・大岡淳さんによる、トークセッションを開催します。静岡を拠点として活躍するふたりの演劇人の目に、日本は、世界は、未来は、どう映っているのか? 「ファシズム」をキーワードとした熱い議論を、お見逃しなく!

『21世紀のマダム・エドワルダ』刊行記念連続トークセッション@静岡
「気分はもうファシズム 宮城聰 ✕ 大岡淳」
《日時》2015年6月16日(火) 19:00 start
《会場》スノドカフェ七間町(静岡市葵区七間町7-8)電話:054-260-6173
《料金》1500円 (1drink付)
《予約・問い合わせ》クリティカル・エンタテインメント(大岡)
電話:080-1050-7233 メール:ookajun@gmail.com
イベントの詳細は スノドカフェ七間町ウェブサイトをご覧ください
[プロフィール]
宮城聰(みやぎ・さとし)
1959年東京都生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出は国内外から高い評価を得ている。07年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、また、静岡の青少年に向けた新たな事業を展開し、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。14年7月アヴィニョン演劇祭から招聘されブルボン石切場にて『マハーバーラタ』を上演し絶賛された。その他の代表作に『王女メデイア』『ペール・ギュント』など。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。
大岡淳(おおおか・じゅん)
1970年兵庫県生まれ。演出家・劇作家・批評家。早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。現在、SPAC-静岡県舞台芸術センター文芸部スタッフ、静岡文化芸術大学非常勤講師、河合塾COSMO東京校非常勤講師。 "批判的エンタテインメント"の創造を目指し、静岡を拠点としながら、岡山・鳥取・大分・山口・東京等でも活躍。現代演劇・人形劇・オペラ・ミュージカル・コンサート等を幅広く手がける。主要演出作品に、ハイナー・ミュラー『大人と子供によるハムレットマシーン』(SPAC)、スコット・ジョプリン『トゥリーモニシャ』(月見の里学遊館)、上杉清文・内山豊三郎『此処か彼方処か、はたまた何処か?』(SPAC)等、主要戯曲作品に、『東海道四谷怪談』(SPAC)、『少年たち ~天正遣欧使節、海へ!~』(ホルトホール大分)等がある。
[関連記事]
新刊発売!『21世紀のマダム・エドワルダ  バタイユの現代性をめぐる6つの対話』、京都で刊行記念トーク・コンサートも開催。
cover_me21-01.jpg

21世紀のマダム・エドワルダ  
バタイユの現代性をめぐる6つの対話

  • 大岡淳/編著
  • 定価(本体1,900円+税)
  • 発売日:2015.05.19