フランスの思想家ジョルジュ・バタイユの小説を原作とした、江戸糸あやつり人形座の人形芝居『マダム・エドワルダ ―君と俺との唯物論―』。その演出を担当した大岡淳さんが聞き手となり、当代一流の論客たちを迎え、バタイユの思想を糸口としながら、現代日本の危機的状況を徹底的に議論した書、『21世紀のマダム・エドワルダ』の刊行を記念し、共著者である社会学者の大澤真幸さん、政治学者・音楽評論家の片山杜秀さんをゲストに迎えたトークセッションと、同じく共著者であるサックス奏者・仲野麻紀のユニット「ky」のライブを開催します。思想と芸術がスパークする知的興奮の一夜を、お楽しみ下さい!
『21世紀のマダム・エドワルダ』で提起された、「国民国家は既に機能不全に陥っているのではないか?」という問いかけを受けて、「国民国家が崩壊しつつある世界をどう生きるか?」を考えます。
大戦間を生きたエリック・サティ、そして時代の寵児となったジャズ。この空気感の中でバタイユを始めシュルレアリスムの申し子等が見た音風景とは。