フランスの思想家ジョルジュ・バタイユの小説を原作とした、江戸糸あやつり人形座の人形芝居『マダム・エドワルダ ―君と俺との唯物論―』。その演出を担当した大岡淳さんが聞き手となり、当代一流の論客たちを迎え、バタイユの思想を糸口としながら、現代日本の危機的状況を徹底的に議論した書、『21世紀のマダム・エドワルダ』の刊行を記念して、全国各地で連続トークセッションを行っています。7月の大阪開催が決定しました。
バタイユが造型した、みすぼらしいながらも「神」を名乗る娼婦マダム・エドワルダ。その正体は、いったい何者だったのか? 文学作品に登場する娼婦たちを題材としながら、性愛と暴力との複雑な関係をときほぐし、人と人とが共存する 道筋を探ります。
サックス奏者・樋野展子をゲストに迎え、『マダム・エドワルダ』から出発して21世紀を展望する、トーク&パフォーマンス。人々が本音をむきだしにして敵対する時代の先に、何が待つのか。アーティストたちが予感する未来を、言葉と音楽に託します。