紀伊國屋書店電子書店Kinoppyとのコラボレーション企画「Readers Club読書会(Readin Session)」、第15弾はショーペンハウアー『読書について』の訳者・鈴木芳子さんをお迎えして、東京国際文芸フェスティバル2016記念イベントとして開催いたします。
また、紀伊國屋書店新宿本店2階催事コーナーでは『あの名作を新旧翻訳で読み尽くす』と題し、光文社古典新約文庫を中心としたブックフェアが2/21(日)から開催される予定です。ぜひお立ち寄りください。
「読書とは自分の頭ではなく、他人の頭で考えること」「多読に走ると、自分の頭で考える力が失われてゆく」......。
19世紀の哲学者ショーペンハウアーはドイツ哲学界第一級の名文家といわれた人物です。その彼が読書とは何かについて率直に、ときには辛辣に、アフォリズム形式で語ったのが『読書について』です。切れ味抜群の読書論。なにを読むか? どう読むか? あるいは読まないか? ショーペンハウアーの古典の素養に裏打ちされた豊穣な比喩を味わいながら、人間味あふれる「毒(読)書」の魅力について、翻訳者の鈴木芳子さんにお話していただきます。