2017.05.03

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#29「プルースト『失われた時を求めて』その魅力と読み方」高遠弘美さんを迎えて 紀伊國屋書店新宿本店で5月29日(月)開催

img_takato-kinokuniya01.jpg

プルースト『失われた時を求めて』は、その長大さのために、あるいは複雑で息の長い文章が続くために、これまでの読者の中には途中で挫折してしまったという方も多いようです。しかし本作が20世紀の文学史に燦然と輝く傑作であるという評価は揺るぎないものとなっています。では、わたしたちはこの作品をどのように読めば、その魅力を堪能できるのでしょうか。

『失われた時を求めて』を翻訳されている高遠弘美さんは、つねづねこの作品を「ゆっくり読む」ことを推奨されています。高遠さんが勧める「あらすじを気にせずに、時間を取って読書する」とは実際にはどういうことなのか、それによってどのような読後感がもたらされるのか、そして『失われた時を求めて』はそんな読書にどのように応えてくれるのか――今回の読書会では、プルーストという作家と作品の魅力、そして「読み方」にいたるまで、高遠先生にたっぷりと語って頂きます。

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫
Readers Club読書会(Readin Session) #29
プルースト『失われた時を求めて』その魅力と読み方
高遠弘美さんを迎えて
《日時》2017年5月29日(月)18:30開演 (18:15 開場)
《会場》紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース
《定員》50名  ※定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
《参加費》無料
《参加方法》5月3日(水)午前10時より紀伊國屋書店新宿本店2階レジカウンターにてご予約を承ります。お電話でのご予約も同日より承ります。
《ご予約・問い合わせ》 TEL:紀伊國屋書店新宿本店2階直通 03-3354-5702 (10:00〜21:00)
※イベントは90分〜2時間程度を予定しております。トーク終了後、ご希望の方には高遠弘美さんの著書・翻訳書にサインをお入れします。
※19:30以降の入場はお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
詳しくは 紀伊國屋書店新宿本店ウェブサイトをご覧ください
[高遠弘美(たかとお・ひろみ)さんプロフィール]
1952年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。明治大学教授、フランス文学者。著書に『プルースト研究』『乳いろの花の庭から』『七世竹本住大夫 限りなき藝の道』。訳書に『消え去ったアルベルチーヌ』『失われた時を求めて(1~5)』(プルースト、光文社古典新訳文庫)、『完全版 突飛なるものの歴史』『悪食大全』『乳房の神話学』(ロミ)、『完訳Oの物語』(P・レアージュ)などがある。
失われた時を求めて5

失われた時を求めて5 第三篇 「ゲルマントのほうⅠ」

  • プルースト/高遠弘美 訳
  • 定価(本体1,260円+税)
  • ISBN:75345-0
  • 発売日:2016.12.8
  • 電子書籍あり
失われた時を求めて4

失われた時を求めて4 第二篇 「花咲く乙女たちのかげにⅡ」

  • プルースト/高遠弘美 訳
  • 定価(本体1,500円+税)
  • ISBN:75323-8
  • 発売日:2016.1.8
  • 電子書籍あり
失われた時を求めて3

失われた時を求めて3 第二篇 「花咲く乙女たちのかげにI」

  • プルースト/高遠弘美 訳
  • 定価(本体1,295円+税)
  • ISBN:75268-2
  • 発売日:2013.3.12
  • 電子書籍あり
失われた時を求めて2 第一篇「スワン家のほうへII」

失われた時を求めて2 第一篇「スワン家のほうへII」

  • プルースト/高遠弘美 訳
  • 定価(本体1,105円+税)
  • ISBN:75242-2
  • 発売日:2011.12.8
  • 電子書籍あり
失われた時を求めて1 第一篇「スワン家のほうへI」

失われた時を求めて1第一篇「スワン家のほうへI」

  • プルースト/高遠弘美 訳
  • 定価(本体952円+税)
  • ISBN:75212-5
  • 発売日:2010.9.9
  • 電子書籍あり
消え去ったアルベルチーヌ

消え去ったアルベルチーヌ

  • プルースト/高遠弘美 訳
  • 定価(本体705円+税)
  • ISBN:75156-2
  • 発売日:2008.5.13