20世紀最大の哲学書と言われる『存在と時間』を詳細な解説付きで読解する。 第六巻では、頑落した日常的な生き方をする現存在の全体性について、〈死に臨む存在〉と〈良心〉という観点から考察、分析する(第2篇第2章第60節まで)。
シャーウッドの森の奥深く、おたずね者として暮らすロビンは、一癖も二癖もある強者たちを対決によって配下とし、金持ちや権力者たちに一泡吹かせていく。英国の伝承を元に小説化した痛快な童話。作家自身の手による図版も多数収録。
原爆投下のわずかふた月後、その後の東西対立を予見し「冷戦」と名付けた表題の「あなたと原爆」、名エッセイ「象を撃つ」「絞首刑」など6篇を収録。ファクトとフェイク、国家と個人、ナショナリズムの問題など、先見性に富む評論集。