お待たせしました! 紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会を今月からZoom配信で再開します。 2月に予定しておりました麻生九美さんの読書会を10月29日(木)に開催します。どうぞよろしくお願いします。
『若草物語』はメグ、ジョー、ベス、エイミーの、感性豊かで個性的な四姉妹と、南北戦争に従軍する父親に代わり家を守る堅実な母親との1年間の物語。隣家のローレンス氏や少年ローリーらとの交流を通して大人に近づいていく少女たちを描いた本書は、1868年に初版が刊行されるや瞬く間にベストセラーとなり、以来女性を中心に愛読されてきました。日本でも1906年に初めて翻訳され、以後これまで何度も翻訳されています。また、映画化・ドラマ化・アニメ化などの例は数知れず、今年も、次女ジョーの視点から物語を描き直した映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』がアカデミー賞を受賞するなど話題となっています。
この作品が150年以上もの長い間、世界中で愛されているのはどうしてなのでしょうか。今回の読書会では、本作を新訳された麻生九美さんをお招きし、著者ルイーザ・メイ・オルコットの人生も紹介していただきながら、本作の魅力や読みどころについてたっぷり語っていただきます。
(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)