19世紀半ば、アメリカの「呪われた天才」エドガー・アラン・ポーや、ドイツのホフマンの短篇作品がイタリア語に翻訳されると、大きな衝撃を受けたイタリアの作家たちは夢想や不安に開かれた芸術を目指し、多くの幻想文学作品を書き上げます。ですが、それらの作品は近年に再評価されるまで埋もれたままでした。
そんな忘れられた作家たちの幻想文学を集め、光文社古典新訳文庫では初のアンソロジーとなる『19世紀イタリア怪奇幻想短篇集』は1月中旬に発売して以来、好調な売れ行きです! 全9作、本邦初訳、発掘された粒ぞろいの傑作にはどのような魅力があるのでしょうか? 今回の読書会では、これらの作品群の知られざる魅力を、訳者の橋本勝雄先生に語っていただきます。当トークショーでは初の京都からの講師参加(オンライン)です!
(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)