2021.03.10

これから出る本(4月・5月)

《2021年4月刊》
『小公女』(バーネット/土屋京子訳)

女子寄宿学校に預けられたセーラはプリンセスさながらの特別扱いを受けていたが、学校最大のパトロンであった父親の訃報と破産が知らされ、セーラに少しの財産も残らないことがわかった途端……少女の不屈の精神と、数奇な運命を描く。


《2021年5月刊》
『戦争と平和5』(トルストイ/望月哲男訳)

モスクワに入ったフランス軍はたちまち暴徒と化し、放火か失火か、市内は大火で焼かれてしまう。使命感からナポレオン殺害を試みるピエール。退去途中で偶然、重傷のアンドレイを見つけたナターシャは、懸命の看護で救おうとするのだが……。

『フロイト、夢について語る』(フロイト/中山元訳)

主著『夢解釈』を刊行後も、フロイトは次々と増補改訂を行い、さまざまな論考で自説を補足してきた。本書は、その後の「メタ心理学」の構想を境として、夢についての考察、理論がどのように深められ、展開されたかを六つの論考からたどる。