2021.09.14

これから出る本(10月・11月)

《2021年10月刊》
『フォンタマーラ』(シローネ/齋藤ゆかり訳)

20世紀イタリアの作家シローネの代表作。イタリア中部の寒村フォンタマーラ。村民たちの共有財である水が、ある日を境に大地主と政府の結託によって奪われてしまう。抵抗する村民たちを描いた反ファシズムのベストセラー、70年ぶりの新訳。


《2021年11月刊》
『未成年1』(ドストエフスキー/亀山郁夫訳)

知識人の貴族ヴェルシーロフと使用人との間に生まれたアルカージー。生い立ちのコンプレックスを抱えた彼は、父の愛を求めながら、富と力を手にする理想を胸にもがく。未成年の魂の遍歴を描くドストエフスキー五大長篇の一つ。(全3巻)

『フロイト、無意識について語る』(フロイト/中山元訳)


《続刊》
『イタリア紀行(上・下) 』(ゲーテ/鈴木芳子訳)

長年の憧れであるイタリアに旅立ったゲーテ、37歳。ヴェネツィアからローマ、ナポリ、シチリアへ......。約二年間の旅でふれた美術や自然、人々の生活について書きとめた書簡や日記をもとにした紀行文。「ゲーテをゲーテたらしめた」記念碑的作品。

『人間のしがらみ』(モーム/河合祥一郎訳)