2022.08.09

これから出る本(2022年9月・10月)

《2022年9月刊》
『ステパンチコヴォ村とその住人たち』
(ドストエフスキー/高橋知之 訳)

育ての親であるおじからの手紙があまりに支離滅裂なので、久々に故郷に戻ってみると、驚くべきことにおじの家は、おじのわがままな母親と、彼女に取り入った口八丁な食客に支配されていたのだった。おじと私は彼との対決を試みるが……。


『ロウソクの科学』(ファラデー/渡辺政隆 訳)

科学者ファラデーが少年少女を相手に行った講義録。ロウソクの種類、製法、燃える仕組みから、燃えるときに起こる物理・化学現象までを、さまざまな角度からやさしく解説する。子供も大人も楽しめる、世界中で読み継がれてきた名著。

《2022年10月刊》
『ラブイユーズ』(バルザック/國分俊宏 訳)

放蕩の限りを尽くし、家族の大事な蓄えまで使い込んだ兄フィリップ。心優しい弟ジョゼフと母は、母の実家に援助を求めようとしたが、そこでは美貌の家政婦が家主を籠絡して実権を握っていたのだった。驚きの展開が待つ「人間喜劇」の一冊。