2022.09.13

これから出る本(2022年10月・11月)

《2022年10月刊》
『ラブイユーズ』(バルザック/國分俊宏 訳)

放蕩の限りを尽くし、家族の大事な蓄えまで使い込んだ兄フィリップ。心優しい弟ジョゼフと母は、母の実家に援助を求めようとしたが、そこでは美貌の家政婦が家主を籠絡して実権を握っていたのだった。驚きの展開が待つ「人間喜劇」の一冊。

《2022年11月刊》
『ソクラテスの思い出』(クセノフォン/相澤康隆 訳)

アテナイ出身の軍人・文筆家クセノフォンが、師であるソクラテスの日々の姿を自らの見聞に忠実に記した追想録。師への告発に対する反論と、徳、友人、教育などについて対話するソクラテスを、同世代のプラトンとは異なる視点で描いた。

『オズの魔法使い』(ライマン・フランク・ボーム/麻生九美 訳)

竜巻に家ごと吹き飛ばされたドロシーと犬のトトが下り立ったのは、魔女や風変わりな人々のいる世界。家に帰してもらうため、偉大なる魔法使いオズをエメラルドの都に訪ねるが……。かかし、ブリキの木こり、ライオンと繰り広げる大冒険!