2022.10.12

これから出る本(2022年11月・12月)

《2022年11月刊》
『ソクラテスの思い出』(クセノフォン/相澤康隆訳)

アテナイ出身の軍人・文筆家クセノフォンが、師であるソクラテスの日々の姿を自らの見聞に忠実に記した追想録。師への告発に対する反論と、徳、友人、教育などについて対話するソクラテスを、同世代のプラトンとは異なる視点で描いた。

『オズの魔法使い』(ライマン・フランク・ボーム/麻生九美訳)

竜巻に家ごと吹き飛ばされたドロシーと犬のトトが下り立ったのは、魔女や風変わりな人々のいる世界。家に帰してもらうため、偉大なる魔法使いオズをエメラルドの都に訪ねるが……。かかし、ブリキの木こり、ライオンと繰り広げる大冒険!


《2022年12月刊》
『郵便局』(チャールズ・ブコウスキー/都甲幸治訳)

非正規の郵便配達の仕事を得たチナスキー。最初は楽な仕事と思われたが、やがて人使いの荒い上役や、配達先の変人たちに悩まされ…… 二十世紀アメリカのカリスマ的作家が、仕事、酒、女性に明け暮れたデビュー前の日々を描いた自伝的小說。