江戸時代を代表する俳諧師西鶴による大ベストセラー読み物、「浮世草子」。上方で生まれた世之介。七歳にして恋を知り、島原、新町、吉原に長崎、宮島の廓へと、数々の恋愛(男も女も)を重ね、色道を極めようとする五十四年間を描いた一代記。
世話になった屋敷の娘に告白されるもどうも心が動かない青年を描く「ヴェーロチカ」、精神科病棟の患者とおしゃべりを続けるうちに周囲との折り合いが悪くなる医師を描く「六号室」など、人間の内面を覗き込んだチェーホフ短篇小説の傑作選。
弟子たちに語り継がれ、数百年後にパーリ語で編纂されたブッダの言葉。ブッダ自身の教えにもっとも近づくことができる世界最古の資料で、『スッタニパータ』と双璧をなす。日々の心構えや生き方について、深い洞察に満ちた金言集。