2023.09.06

【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#94 アメリカ児童文学の革命『オズの魔法使い』の魅力 訳者・麻生九美さんを迎えて

麻生九美さんライマン・フランク・ボーム『オズの魔法使い』といえば、誰もが知る児童文学。竜巻で家ごと魔法の国に飛ばされた女の子ドロシーと愛犬トト、道中に出会うかかし、ブリキの木こり、臆病なライオン、東西南北の魔女など、ユニークな登場人物たちが繰り広げる物語は、1900年に刊行されると、すぐに多くの子どもたちの心をつかみ、世界中で愛されるベストセラーとなりました。その陽気でカラフルな世界観は、舞台化や映像化でも存分に生き、1939年のジュディ・ガーランド主演映画や、マイケル・ジャクソンも出演する『ウィズ』など多くの名作をも生み出しました。

『オズの魔法使い』はなぜこれほど多くの読者に愛され、大成功を収めたのでしょうか。昨年、光文社古典新訳文庫から刊行された新訳版の翻訳家・麻生九美さんの解説によると、『オズの魔法使い』にはそれよりも前に書かれた児童文学とは大きく異なる点、画期的ともいえる違いがいくつかあるようです。今回のトークショーでは麻生九美さんに、本作のなりたちから、今日にも続く魅力まで、たっぷり語っていただきます。

(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会 #94
アメリカ児童文学の革命
『オズの魔法使い』の魅力 訳者・麻生九美さんを迎えて
『オズの魔法使い』ライマン・フランク・ボーム/麻生九美訳《日時》2023年9月27日(水)18:30~20:00
《会場》Zoom(オンライン)
《参加費》無料
《参加方法》2023年9月6日(水)~2023年9月27日(水)18:30の間、紀伊國屋書店ウェブストアにて、参加お申し込みを承ります。 ※ご案内メールを当日までにメールでご連絡します。メール配信日:9月25日・27日の2回
お申し込みについて、詳しくは 紀伊國屋書店ウェブサイトをご覧ください
[麻生九美(あそう・くみ)さんプロフィール]
東京都生まれ。翻訳家。早稲田大学卒業。訳書に、『若草物語』(オルコット)、『ナージャ わが道をゆく』(サレルノ=ソネンバーグ)、『ナマズ入江の大洪水』(バーマン)、『アベルの島』(スタイグ)、『永遠の少年少女――アンデルセンからハリー・ポッターまで』(ルーリー)、『フェルトリネッリ――イタリアの革命的出版社』(カルロ・フェルトリネッリ)、『パブリッシャー――出版に恋をした男』(マシュラー)など多数。
麻生九美さんのプロフィール詳細(光文社古典新訳文庫での訳書一覧)
[駒井稔(こまい・みのる)さんプロフィール]
1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。’79年光文社入社。広告部勤務を経て、’81年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。’97年に翻訳編集部に異動。2004 年に編集長。2年の準備期間を経て’06年9月に古典新訳文庫を創刊。10年にわたり編集長を務めた。著書に『いま、息をしている言葉で。――「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、『文学こそ最高の教養である』『編集者の読書論』(光文社新書)、『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)がある。