2024.04.08

【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#100 祝100回記念! 亀山郁夫さん、野崎歓さんと語る、古典文学の読み方・楽しみ方

光文社古典新訳文庫と紀伊國屋書店Kinoppyが共同で開催してきた、文学好きにはお馴染みのこの読書会(翻訳者によるトークセッション)が、4月に記念すべき第100回を迎えます。

この特別な回では、光文社古典新訳文庫で『カラマーゾフの兄弟』などドストエフスキー五大長編の新訳を完結させた亀山郁夫さんと、『赤と黒』、『ちいさな王子』、『マノン・レスコー』など多彩なフランス文学作品の新訳を手がけてこられた野崎歓さんをゲストにお招きします。司会進行はもちろん、このイベントのスタート以来、読者の代わりに多くの翻訳者から話を聞き出してきた創刊編集長・駒井稔が務めます。

今回のトークセッションでは、いわば古典のプロの読み手である亀山氏と野崎氏がこれまでどんな古典を、いつ、どのように読んできたかについて語っていただきます。実際のところ、長い作品をどのように読めばよいかといった「読書のコツ」にも迫ります。もちろん、これまでの光文社古典新訳文庫でのご活躍を通じて、どのように古典を現代作品として提示してきたのか、また古典作品を読むことには、現代と未来においてどのような意味があるのか、といったお考えについて、そしてつきせぬ「古典愛」についてもたっぷり語っていただきます。

古典への愛を分かち合う全ての人々にとって、意義深い一夜となること間違いありません! 亀山さんと野崎さんの豊かな経験と洞察に耳を傾け、文学の新たな地平を一緒に探求しましょう。

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#100
祝100回記念! 亀山郁夫さん、野崎歓さんと語る、古典文学の読み方・楽しみ方
《日時》2024年4月26日(金)19:00~20:30
《会場》Zoom(オンライン)
《参加費》無料
《参加方法》2024年4月8日(月)~2024年4月26日(金)19:00の間、紀伊國屋書店ウェブストアにて、参加お申し込みを承ります。 ※ご案内メールを当日までにメールでご連絡します。
お申し込みについて、詳しくは 紀伊國屋書店ウェブサイトをご覧ください
[亀山 郁夫(かめやま・いくお)さんプロフィール]
1949年生まれ。名古屋外国語大学学長。東京外国語大学名誉教授。ドストエフスキー関連の研究のほか、ソ連・スターリン体制下の政治と芸術の関係をめぐる多くの著作がある。著書に『謎とき「悪霊」』『ドストエフスキー父殺しの文学』『大審問官スターリン』『ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光』ほか多数。訳書に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『白痴』『未成年』『賭博者』(以上、ドストエフスキー)などがある。
亀山郁夫さんのプロフィール詳細(光文社古典新訳文庫での訳書一覧)
[野崎 歓(のざき・かん)さんプロフィール]
1959年生まれ。放送大学教授。東京大学名誉教授。文学研究のみならず、映画や文芸評論、エッセイなど幅広く活躍。著書に『異邦の香り ネルヴァル「東方紀行」論』『夢の共有 文学と翻訳と映画のはざまで』『フランス文学と愛』『無垢の歌 大江健三郎と子供たちの物語』、訳書にサン゠テグジュペリ『ちいさな王子』、スタンダール『赤と黒』、ヴィアン『うたかたの日々』、プレヴォ『マノン・レスコー』、ネルヴァル『火の娘たち』、サール『人類の深奥に秘められた記憶』など多数。
野崎 歓さんのプロフィール詳細(光文社古典新訳文庫での訳書一覧)
[駒井稔(こまい・みのる)さんプロフィール]
1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。’79年光文社入社。広告部勤務を経て、’81年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。’97年に翻訳編集部に異動。2004 年に編集長。2年の準備期間を経て’06年9月に古典新訳文庫を創刊。10年にわたり編集長を務めた。著書に『いま、息をしている言葉で。――「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、『文学こそ最高の教養である』『編集者の読書論』(光文社新書)、『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)がある。