2024.09.11

【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#104  忘却されてきたロシアン・ホラーの魅力再発見! 『19世紀ロシア奇譚集』訳者・高橋知之さんを迎えて

高橋知之さん

19世紀のロシア文学といえば、ドストエフスキー、トルストイといった大作家による長大な作品群を思い浮かべる方が多いかと思います。

しかし光文社古典新訳文庫で今年8月に刊行された『19世紀ロシア奇譚集』の編者・翻訳者であるロシア文学者の高橋知之さんによると、実際には、当時も多くのロマン主義的な作品や大衆向けの作品が存在し、とりわけ怪奇小説や幻想小説が花開き、咲き乱れていたのだといいます。この時代にロシアで多くの怪奇・幻想文学が誕生し、広く読まれた理由とはいったい何だったのでしょうか。また、その後の読書界あるいはロシア文学研究の世界からも、これらの怪奇・幻想文学が忘れられていったのはなぜだったのでしょうか。

今回の読書会では、高橋知之さんをゲストに迎え、この時代の怪奇・幻想物語の特徴や面白さについて存分に語って頂きます。

(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#104
忘却されてきたロシアン・ホラーの魅力再発見! 訳者・高橋知之さんを迎えて
19世紀ロシア奇譚集
《日時》2024年9月27日(金)19:00~20:30
《会場》Zoom(オンライン)
《参加費》無料
《参加方法》2024年9月11日(水)~2024年9月27日(金)19:00の間、紀伊國屋書店ウェブストアにて、参加お申し込みを承ります。 ※ご案内メールを当日までにメールでご連絡します。
お申し込みについて、詳しくは 紀伊國屋書店ウェブサイトをご覧ください
[高橋知之(たかはし・ともゆき)さんプロフィール]
1985年千葉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。現在、千葉大学大学院人文科学研究院助教。著書に、『ロシア近代文学の青春――反省と直接性のあいだで』、『ロシア文化 55のキーワード』(共著)ほか。訳書に、『ステパンチコヴォ村とその住人たち』(ドストエフスキー)、『現代の英雄』(レールモントフ)、『ポケットマスターピース10 ドストエフスキー』(共訳)、『遠読――〈世界文学システム〉への挑戦』(フランコ・モレッティ、共訳)。
高橋知之さんのプロフィール詳細(光文社古典新訳文庫での訳書一覧)
[駒井稔(こまい・みのる)さんプロフィール]
1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。’79年光文社入社。広告部勤務を経て、’81年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。’97年に翻訳編集部に異動。2004 年に編集長。2年の準備期間を経て’06年9月に古典新訳文庫を創刊。10年にわたり編集長を務めた。著書に『いま、息をしている言葉で。――「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、『文学こそ最高の教養である』『編集者の読書論』(光文社新書)、『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)がある。