J-WAVEと光文社の共同プロジェクト、名作古典を現代に蘇らせるラジオドラマ『JT TIMELESS THEATER~NeoClassica』が2025年1月3日(金)25:30から始まります!
本番組は、名作古典の普遍的なテーマを守りつつ、現代の息吹を吹き込むことで、新たな物語体験を提供する新プロジェクトです。「声」と「音楽」で東京の風景を描いてきたJ-WAVEと、古典を「いま、息をしている言葉」で現代人に届ける光文社が協力し、ラジオという特性を活かして、聴く人の想像力を刺激する新しいエンターテインメントをお届けします。
第一弾は、ゲーテの『若きウェルテルの悩み』とスティーヴンスンの『ジーキル博士とハイド氏』を原案に、2025年1月から3か月にわたり、地上波ラジオおよびポッドキャストで放送します。
『若きウェルテルの悩み』を原案として現代版にアレンジした『若き上杉の悩み』の脚本を手掛けたのは、2023年「フジテレビヤングシナリオ大賞」で大賞を受賞した阿部凌大さん。繊細な筆致と現代の感覚で、ウェルテルの情熱や悩みを新しい形で描き出しています。
才能と劣等感に揺れる劇団主宰・上杉照(うえすぎ・てる)が、ヒロイン・大手春(おおで・はる)との出会いをきっかけに人生を賭けた公演へ挑む物語『若き上杉の悩み』を全7回にわたりお届けします。
『若き上杉の悩み』あらすじ
大学の劇団「飢えてる」を主宰する上杉照は、演劇プラットフォームアプリ「ミルミル」に寄せられる観客からの酷評や劇団員との不和に悩みながらも、演劇を愛し、その才能を渇望している。一方、圧倒的な人気を誇る天才劇団主宰者・有部帯に嫉妬を募らせる日々。そんな中、劇団に入団したヒロイン・春との出会いが、上杉の世界を少しずつ変えはじめる。春の純粋な言葉に励まされ、新たな公演を目指す上杉だったが、ある事実に直面し、深い挫折を味わうことに……。才能、努力、そして演劇への情熱――自らの信念と劣等感に板挟みになりながら人生を賭けた公演へ挑む彼が、最後に選んだ道とは?
主演の上杉照役を演じるのは実力派声優の川島零士さん。ヒロインの春役はのぐちゆりさんが、そしてライバルとなる有部帯(あるべ・おび)役は新井良平さんが演じます。
『ジーキル博士とハイド氏』の現代版脚本は、脚本家デビュー作の『AKBラブナイト恋工場』を皮切りに、数々のドラマ作品で人々の感情を丁寧に色鮮やかに描いてきた阿部沙耶佳さんが担当します。こちらの続報もご期待ください!
そして、今回のコラボ企画にあわせて、この2作品を大麦こあら先生、久正人先生の描き下ろしイラストを使用した全面帯で12月下旬より書店展開します。 ぜひお近くの書店へ!
<川島零士さん(上杉照役) コメント>
『若き上杉の悩み』上杉照(うえすぎ・てる)役の川島零士です! ゲーテが250年前に書いた『若きウェルテルの悩み』を現代版に落とし込んだ、大学生の学生劇団が舞台の作品で、僕は劇団の主宰である上杉を演じています。
僕も専門学校や養成所で古典を扱う機会が多く、舞台もやっていたので、当時を思い出しながら、学生特有の青く未熟で尖っていて、爪痕を残すぞという情熱が伝わるよう気持ちを込めて演じさせていただきました。原案から読み取れる文章の美しさなど、上杉の語り口から感じていただけると思うので、ぜひ聴いてみてください!