魔法の衣装だんすから真冬の異世界へ――
四きょうだいの活躍と成長を描くナルニアで最も有名な冒険譚!
芦田川祐子(文京大学文学部准教授)
年譜 |
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C・S・ルイス Clive Staples Lewis |
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[ 1898 - 1963 ] イギリスの小説家、学者。北アイルランド、ベルファストで下級弁護士の父と牧師の娘である母との間に生まれる。幼少の頃から、動物を擬人化した話や妖精物語に魅せられる。オックスフォード大学に進むが、途中で第一次世界対戦に召集される。復学後は英文学で優等の成績を収め卒業。その後同学の特別研究員を経てケンブリッジ大学の教授に就任。文学やキリスト教に関する著作を次々と発表し、諷刺による悪魔論『悪魔の手紙』(1942年)が世界的ベストセラーになる。そのかたわら創作も進めていたが、1950年に出版された『ナルニア国物語』の第一巻『ライオンと魔女と衣装だんす』でさらなる名声を得ることになった。シリーズ最終巻『最後の戦い』(1957年)は、優れた児童文学に送られるカーネギー賞を受賞した。 |
[訳者] 土屋京子 Tuchiya Kyoko |
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1956年生まれ。東京大学教養学部卒。翻訳家。訳書に『ナルニア国物語』全7巻(C・S・ルイス)、『あしながおじさん』(ウェブスター)、『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』(トウェイン)、『小公子』『小公女』『秘密の花園』(バーネット)、『仔鹿物語』(ローリングズ)、『部屋』(ドナヒュー)、『ワイルド・スワン』(ユン・チアン)、『EQ〜こころの知能指数』(ゴールマン)ほか多数。 |